最後の一葉。。。

2004年11月17日

お友達へ

　　「言葉」というのは難しいよね。
　　「煽てる」と捉えるか「褒める」と捉えるか。
　　何を言われてもすべてをポジティブに捉えることができればそれがベストだけど
　　なかなかできない。

　　一番良いのは相手がその時に望んでいる言葉を言って
　　あげることだと思う。

　　その言葉がたとえ本当のことでなかったとしてもその言葉で
　　相手が元気になったり、人生を変えることだってあるかもしれない。

　　それが「煽てる」ことになるか「騙してる」ことになるか。
　　それは誰が判断するんだろう。

　　『最後の一葉』って知ってる？
　　　病気の人が病室の窓から木から落ちる葉を毎日見てた。
　　　その最後の一葉が落ちれば自分の命も終わると信じてた。
　　けど最後の一葉はいつまでも落ちない。患者は自分もあの
　　一葉のように頑張ろうと病気を治す。
　　病気が治ってあの葉っぱは壁に描かれてた絵だと知らされる。
　　そんな短編小説なんだけどね。

　　なんて言うのかなあ。
　　「騙す」とか「煽てる」とかは相手の心がそう感じた時でしょ。
　　その言葉によって前向きになれて自信も持てたらそれは
　　言った人の真意を超えて違うものになるんじゃないかな。

　　たとえそれが本当の事ではなくても言うことは大切。
　　相手が望んでる言葉であったらたとえ心がこもってなかった
　　としても相手の心に染み込んでいくこともある。

　　『言葉」って不思議だよ。
　　信じてなくても毎日言われ続けたら信じてしまう。
　　そういう力があるんだもの。

　　だから私は「褒める」し「騙す」よ。
　　その言葉が相手に元気や喜びや自信をあげられるかもしれないもの。

　　それが良い方向へ進むきっかけになるかもしれないもの。

　　
　　
　　
　　