今夜は眠れない

2005年6月4日 読書
ISBN:4043611013 文庫 宮部 みゆき 角川書店 2002/05 ¥540
これはいまいち消化不良。

『鳩笛草』は美味しかった。
やっぱりちとせつないけど。

宮部さんは超能力者を書いた話が何冊かある。
そういう話は大好きだ。

いつも思い出す人がいる。
30代の彼はいつも憂鬱そうに話してた。
いつも電話でだけ話してた。

彼は視える人だから。
彼女が今日男とホテルに行くのが視えたと言った。
それは唐突にやってくる。
彼の憂鬱。。。
彼の心が凍っていく。

可哀想にと思いながらそれは所詮他人事だ。
興味深く聴いてるだけ。

けど自分の行動を当てられた時。
恐怖が走った。
わかるはずもないこと。
誰にも話してないこと。
それを彼は今 頭に浮かんだと教えてくれた。

私は逃げ出した。
私なんて醜い塊を隠してるのに。
そんなの当てられるのなんて真っ平だ。
この醜さは私だけ知ってればいい。
誰にも知られたくなんかない。

たまに思い出す。
彼はどうしてるかな。
ずっとずっと孤独なんだろうな。。。

よく行くチャット部屋に霊感の強い人がいる。
ログでその人の感情がわかるらしい。
けれどその人はとても明るい。
みんなに慕われている。

私もその人は大好きだ。
その人も私のこと気にかけてくれてる。

その人がある人の感想を言ってたから
「私は?」と聞いたら
「彩は行動は真面目だけど心の中はわからない」と答えた。
「私は?」もうひとりの女性が聞いた。
「○○は糸の切れた凧みたいで不真面目にはまりそう。」
彼女はそう答えた。

糸の切れた凧って前私が言われた言葉だ。
その人は間違えたのかな?
私たちふたりはなんか似てるから。
ちょっと考え込んでしまった。

ほんと不思議が満ち溢れている。。。

コメント

彩

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