かなりの苛めに遭ったことがある。
この前中国人の母親が娘を苛められてると思って
子供さんをふたり殺してしまったけれど
その気持ちもわかる気がする。
あれは被害妄想だったみたいだけど。
私たちはアパートに住んでたけど
目の前が大家の家だった。
そこには娘より3歳うえのみのりがいた。
共働きだったので保育園までは何もなかった。
みのりが小学校にあがり早く帰るようになって
娘は苛めのターゲットになった。
アパートの隣にはなっちゃんという幼稚園に通う子がいた。
娘はなっちゃんが大好きで
なっちゃんが幼稚園から帰るのを毎日とても楽しみにしてた。
ある日娘は大泣きして帰って来た。
「おかあさんみのりちゃんにたのんで。
あたしとあそんでくれるようにみのりちゃんにたのんで」
みのりはなっちゃんを含め友達を自分の家にあげる。
だけどうちの娘だけはあげなかった。
みんなにお菓子をあげる。
だけどうちの娘だけにはくれなかった。
隣のなっちゃんも同じように
娘を苛めるようになってしまった。
もちろんみのりの友達たちも。
みのりに娘と遊んでくれるように頼んだ。
みのりは「ふん」と言ってスルーした。
みのりはもうすでに自分が大家の娘だという自覚があったと思う。
「大家の娘だから」
だからものすごく我慢してしまった。
なっちゃんのおかあさんには言ったけれど
大家には言えなかった。
みのりの妹がうちの下の娘の足をわざと踏んだ時があった。
私はそれを見ていたから
「みほちゃんあしふまないでね」と易しく言ったら
大家のぼけ亭主が「みほちゃんわざとふんでないよね〜」と言った。
あんたとこのむすめはふたりとも
うちのむすめを苛めてるんだよ。
うちの子は毎日泣きながら帰ってくるんだよ。
わざとふんだの見てたんだよ。
人の足ふんだら謝らせろよ。
そんなだからあんたとこのむすめはふたりとも
性格が悪いんだよ。
(当時の私はもっと上品に思ってたけど)
引越しも真剣に考えていた時転勤になった。
すごくありがたかった。
でも1年が経っていた。
娘はすっかり卑屈になってた。
今でも自分に自信が持てない。
(そのせいだけでもないけど)
今の私なら大家に喧嘩が売れるのに。
大家に言えなくてもみのりを威圧できたのに。
なんで我慢してしまったんだろう。
自分の娘の為にもっともっと闘えなかったんだろう。
あんなに毎日泣いてたのに。
あんなに毎日寂しがってたのに。
あんなに毎日苛められてたのに。
我慢するのは本当に良くない。
何も変わらない。
中国の人みたいに殺してしまうのは極端すぎるけど
泣き寝入りなんてしちゃいけない。
相手がした行動でどれだけ傷つき辛かったか
相手にもわからせることはとても大切なことだと思う。
傷つけたら傷つけられるということをわからせるべきだと思う。
今の私なら大家にもみのりにも噛み付けるのに。
あの頃の私は娘と一緒にただ泣くだけだった。
もう一時過去に戻れるとしたら
あの頃に戻って娘を助けてあげたい。
やらない後悔よりやって後悔しなくては。
もう二度とあんな想いはしたくない。
その場にいると我慢することしか頭にない。
本当は闘って自分を変えなきゃいけない。
わかっててもできない。
逃げ場所が見つかってすこしでも落ち着けたら
理不尽なものに向かっていけたらいいのに。
逃げてばかりいてもやっぱり問題は解決しないから。
いつかは立ち向かっていけるくらい強くなりたい。
コメント
自分がどれだけ人を傷つけてしまったことがあるか・・・気付かないふりしてる部分もあるかも。『コドモだからわかんな〜い』みたいな。
私も、いつかそういう事があったとき、後悔しないように守ってあげられる母親になりたい。秋田の子どもを殺してしまった母親も、子を失った親の精神状態を考えるとあながちありえない話ではないと感じた。母性って暴走するとああなるのかも・・・どんなに狂っても、関係ない子の未来を摘むのだけは許されないけれど。
でも、今分かった事があるんですが、そういう事をした人達にも、いつか自分が人にどんなに酷い事をしていたのか、分かる時が来るってことです。これは本当です。しおりちゃんは、幼稚園の時は、偉そうにしていましたが、小学校に入ると、何があったのかは、よく知りませんが、急に弱気になってしまって、他の子達に苛められたりしていました。昔、苛めていた、私と目が合うと、びくびくした態度で、目をそらしていました。多分、私が仕返しするって思ってたのかも、しれません。でも、私はそんな事をして、彼女を同じレベルになりたくなかったので、話さない様にはしてましたけど・・人にした事が自分に返ってきたんだって分かって、それで充分でした。
中学の時の二人も、友達の話によると、学校が終わった時には、誰からも信用されない、嫌われ者になっていたそうです。それを聞いて、人にした事って、ホントに自分に返ってくるんだなぁって分かりました。
だから、みのりちゃんも彼女の妹さんも、凄くつらい思いをする時が、絶対に来ると思います。その時に、彩さんの娘さんを苛めた事を思い出して、自分達がどれだけ馬鹿だったか、思い知ると思います。
だから、あんまり自分を責めないであげて下さい。娘さんは、絶対に彩さんの事が大好きな筈です。過去にあった事は、直せないですけど、もっと幸せな未来を、一緒に作っていく事は出来ます（＾−＾）
娘さんの懇願の言葉になんだか涙が出そうになりました。
子供ってどこで踏み外してしまうんでしょうか。
純粋な天真爛漫な天使のような子供。
それがいつの間にか憎しみや妬み、嫉妬や他人の不幸を笑ったりするようになってしまう。
子供にはそんな世界は見せたくない。
でも、そんな世界を知らないで人生を全うする事はできない。
なんだかとっても胸が痛みます。
彩さんもきっと、娘さんに感謝されているはずです！
そうですねえ。
そのときになると何もできないのが歯がゆいです。
もっと経験したり聞いたりしてたら違ったと想うけど。
今はすこし逞しくなってるのでなんとかやれるかな。
視点が変わると気持ちも変わりますからね。
うーん。秋田の事件は納得できませんね。
あの人に母性があったのかな？ただの自己愛にしか見えないんですけど。。。
CurlyHairKittenさん
どうもありがとう(。；_；。)
うん。確かに自分に返ってくるね。
そうなんだけどあの時もうすこしなんとかできたなと思って。
自分のことは自分のことだから納得できるけど子供の事は
後悔ばっかり。一緒に成長するしかないね〜。
とっても励まされたよ。自分を責めないようにするね。
（*⌒-⌒*）ニコッ♪
さなっちさん
そうなんです。
まだ3歳になってなかったんですけどね。
毎日泣いて帰ってきて頼んでました。
あんなに必死に頼んでたのにもうすこしなんとかできたら
よかったのに。。。
あの頃を思い出すと今でも泣いてしまいますね〜。
もともとの性格と親の躾と環境ですかね。
みのりって子供は6歳なのにものすごく意地悪でしたね。
大人の私のことも舐めてましたからね。
弱い立場の人間はわかるんですかね〜。
コメントありがとうございます。
とっても嬉しかったです。（*⌒-⌒*）ニコッ♪
ぽぽんたさん
そうなのー。親ってわかてるようでわかってないよね。
経験とともに成長していくのかなあ。
娘は私に似ないでよい子なんですよ。
自信がつけばいいんですけどね。
コンプレックスの塊で見てて可哀想なんです。
温かい言葉わいつもありがとうございます。
（*⌒-⌒*）ニコッ♪